今回は、電源ON/OFFでもそのまま維持可能な解像度変更方法について書いてみます。
なにはともあれ root 化
- 解像度を変更するには root 化が必須です。
- root 化できていない場合は前回のエントリー(GALAXY S (SC-02B) の root化とプチフリ対策と解像度変更)を参考に root 化を行って下さい。
※もちろん自己責任で…
事前準備
端末のシステムファイルをいじる必要があるため、事前にツールのインストール等が必要になります。
※私は Windows 7 で準備を行いました。
- ADB USBドライバ用に Samsung Kies をインストール
- JDK をインストール
- Android SDK をインストール
※AVD Manager が立ち上がったら Android SDK Tools をインストール - 「コントロールパネル」→「システム」→「システムの詳細設定」→「詳細設定タブ」→「環境変数」→「システム環境変数」のPathを編集
";(AndroidSDKをインストールしたフォルダ)\android-sdk-windows\platform-tools"
を末尾に追加 - コマンドプロンプトを立ち上げ、adb shell と打ち込んで $ が出ることを確認する
- root 化ツール SuperOneClick をダウンロード・解凍しておく。
- 端末で以下の準備をする。
- アンドロイドマーケットから BusyBox をインストール
- 「設定」→「アプリケーション」→「開発」→「USBデバッグ」を ON にする
システムファイル (/system/build.prop) の編集
- 端末とPCをUSBケーブルでつなぐ
- システムファイルを取得 (コマンドプロンプト)
> adb pull /system/build.prop . - 上で取得したファイルをエディタで開いて ro.sf.lcd_density の値を 240 から変更する (筆者は 200 にしました。前回のエントリーの解像度変更で、自分に最適な数値を把握しておくと良いです)
- 編集したファイルをリカバリモードで端末に転送する (コマンドプロンプト)
> adb reboot recovery
> adb push build.prop /tmp/
※「error: device not found」が出たら端末の「reboot system now」を選んでリブートした後にもう一度「adb reboot recovery」をすると解決できました。 - ルート化ツールを転送後、端末でルートを取得する (コマンドプロンプト)
> adb push "(SuperOneClickを解凍したフォルダ)\rageagainstthecage" /tmp/
> adb shell
$ chmod 755 /tmp/rageagainstthecage
$ /tmp/rageagainstthecage
※一旦 adb shell が切断されます - システムファイルを置き換える (コマンドプロンプト)
> adb shell
# cp /tmp/build.prop /system/build.prop.custom
# cd /system
# cp build.prop build.prop.original
# mv build.prop.custom build.prop
# chmod 644 build.prop
# exit - 端末の「reboot system now」を選んでリブート
これで、電源ON/OFF を行っても解像度が維持されるようになります。
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